【音名①】音の住所を覚えよう!

 

こんにちは!

今日は「音名」について学んでいきましょう!

 

「音名は絶対的な音の高さを表す。」

Wikipediaには小難しく書いてあります。

 

簡単に言うと「鍵盤」という家に

どんな「音」が住んでいるのか分かればいいのです。

 

今日の目標は

「どの鍵盤を押すと何の音が出るのかを理解する」です。

 

ピアノの鍵盤は88個あります。f:id:cup164noel:20200712214948p:plain

 

上半分にある黒い鍵盤を「黒鍵(こっけん)」

その他の白い鍵盤を「白鍵(はっけん)」と呼びます。

 

左に行くほど低い音が

右に行くほど高い音が

出るように並べられています。

 

 

88個の鍵盤があると言いましたが、

88種類の音があるわけではありません。

 

実は12種類の音しかありません。

 

12種類の音を1セットとして、

これを7セットほどつなげて並べているのです。

 

それでは1セット取り出してみましょう。

 

f:id:cup164noel:20200712222441p:plain

 

7個の白鍵と5個の黒鍵の12個で

1セットできていることが分かります。

 

まずは白鍵の方から見ていきます。

左の鍵盤から

f:id:cup164noel:20200712215002p:plain

 の順に並んでいます。

 

この「ドレミファソラシド」こそが

「音名」と呼ばれるものです。

 

音名にはいくつか表記方法があります。

この「ドレミ」を使った表し方は「イタリア式」です。

 

【音名対応表】

イタリア式

ファ

アメリカ式

C

D

E

F

G

A

B

日本式

 

「こんないっぱい覚えなきゃいけないの…」

と思われるかもしれませんが、

 

コード(和音)の表記や、調号の表記では

イタリア方式が使われることはありません。

 

そのため、覚えておくと役立つでしょう。

 

 

 

続いて黒鍵を見ていきます。

f:id:cup164noel:20200712214959p:plain

 

「1つの黒鍵に2個音名があるんだけど!」

と驚かれたのではないでしょうか。

 

そうです。

黒鍵の表記は#(シャープ)と♭(フラット)を使った

2種類の方法があるのです!

 

まず#を使う方法から見ていきます。

白鍵の右上の黒鍵の音名を

「白鍵の音名+ #」をつけて表します。

 

なので、ドの右上の黒鍵は

「ド#」と表されます。

 

同じように他の黒鍵も

f:id:cup164noel:20200712215012p:plain

このように表されます。

 

 

次に♭を使う方法です。

白鍵の左上の黒鍵の音名を

「白鍵の音名 + ♭」をつけて表します。

 

なので、先ほど「ド#」と表されていた黒鍵は

♭方式だと「レ♭」と表されます。

 

同じように他の黒鍵も

f:id:cup164noel:20200712214949p:plain

このように表されます。

 

そのため先ほど述べた通り、

「黒鍵1つに2つの音名がある」のです。

 

今まで1セット取り出して見てきましたが、

ドの左はシラソファ…と続いています。

シの右側にもドレミファ…と音が続いています。

 

なので、

f:id:cup164noel:20200712234727p:plain

実際はこんな感じで

音が鍵盤の端になるまで続いているのです。

 

「じゃあどんな時に#と♭を使い分けるの?」

 

 

この疑問の答えを

次の「調」の記事で説明いたします!

【調①】調がないと曲が成り立たない - 未経験から始める 耳コピ完全ロードマップ

 

 

長い記事なってしまいましたが

ここまで読んでくださってありがとうございました!

お疲れ様です!

 

 

 

本日の内容の確認テストがしたい方はこちら

【音名②】テスト - 未経験から始める 耳コピ完全ロードマップ