【音名①】音の住所を覚えよう!
こんにちは!
今日は「音名」について学んでいきましょう!
「音名は絶対的な音の高さを表す。」
とWikipediaには小難しく書いてあります。
簡単に言うと「鍵盤」という家に
どんな「音」が住んでいるのか分かればいいのです。
今日の目標は
「どの鍵盤を押すと何の音が出るのかを理解する」です。
ピアノの鍵盤は88個あります。
上半分にある黒い鍵盤を「黒鍵(こっけん)」
その他の白い鍵盤を「白鍵(はっけん)」と呼びます。
左に行くほど低い音が
右に行くほど高い音が
出るように並べられています。
88個の鍵盤があると言いましたが、
88種類の音があるわけではありません。
実は12種類の音しかありません。
12種類の音を1セットとして、
これを7セットほどつなげて並べているのです。
それでは1セット取り出してみましょう。
7個の白鍵と5個の黒鍵の12個で
1セットできていることが分かります。
まずは白鍵の方から見ていきます。
左の鍵盤から
の順に並んでいます。
この「ドレミファソラシド」こそが
「音名」と呼ばれるものです。
音名にはいくつか表記方法があります。
この「ドレミ」を使った表し方は「イタリア式」です。
【音名対応表】
イタリア式 |
ド |
レ |
ミ |
ファ |
ソ |
ラ |
シ |
アメリカ式 |
C |
D |
E |
F |
G |
A |
B |
日本式 |
ハ |
ニ |
ホ |
ヘ |
ト |
イ |
ロ |
「こんないっぱい覚えなきゃいけないの…」
と思われるかもしれませんが、
コード(和音)の表記や、調号の表記では
イタリア方式が使われることはありません。
そのため、覚えておくと役立つでしょう。
続いて黒鍵を見ていきます。
「1つの黒鍵に2個音名があるんだけど!」
と驚かれたのではないでしょうか。
そうです。
黒鍵の表記は#(シャープ)と♭(フラット)を使った
2種類の方法があるのです!
まず#を使う方法から見ていきます。
白鍵の右上の黒鍵の音名を
「白鍵の音名+ #」をつけて表します。
なので、ドの右上の黒鍵は
「ド#」と表されます。
同じように他の黒鍵も
このように表されます。
次に♭を使う方法です。
白鍵の左上の黒鍵の音名を
「白鍵の音名 + ♭」をつけて表します。
なので、先ほど「ド#」と表されていた黒鍵は
♭方式だと「レ♭」と表されます。
同じように他の黒鍵も
このように表されます。
そのため先ほど述べた通り、
「黒鍵1つに2つの音名がある」のです。
今まで1セット取り出して見てきましたが、
ドの左はシラソファ…と続いています。
シの右側にもドレミファ…と音が続いています。
なので、
実際はこんな感じで
音が鍵盤の端になるまで続いているのです。
「じゃあどんな時に#と♭を使い分けるの?」
この疑問の答えを
次の「調」の記事で説明いたします!
【調①】調がないと曲が成り立たない - 未経験から始める 耳コピ完全ロードマップ
長い記事なってしまいましたが
ここまで読んでくださってありがとうございました!
お疲れ様です!
本日の内容の確認テストがしたい方はこちら
【音名②】テスト - 未経験から始める 耳コピ完全ロードマップ